理学部で学べることは?
理学部の最終的な目標は、自然の理を解明することです。そのための勉強をしていきます。
自然科学の基礎科目や、社会人として必要な法学や経済学などの一般教養も学べる学部です。国際的な論文や、英語の学習も欠かせません。
理学部の場合は、3年次から研究室に入るケースが多く、研究を手伝いながら指導を受けます。卒業研究に取り組み、4年次には卒業論文を発表します。
理学部で大切なのは、良い先生の元で自分が興味関心のある分野で集中して研究に取り組めるかどうかです。特に先生の研究を手伝う際には、内容が自分の興味関心のあるものでなければいけませんから、気になる研究をされている大学を調べてみましょう。
就職先としてはメーカーや一般企業に入ることが多いでしょう。専攻分野によりますが、エンジニアになる人もいれば研究者になる人もおり様々です。
進学率がとても高く、求人は「修士以上」としているところも多いので、大学院への進学も視野に入れておきましょう。興味関心ある分野であれば、大学院に進み研究を極めてみてはいかがでしょうか。
理学部には、生物学系学科や、地学系、化学系、物理系、数学情報系などがあります。実験や、ゼミでの活動が多いので、とても楽しい学生ライフを過ごすことができますよ。
理学部の受験傾向と勉強方法
理学部に進むからといって、理系以外の学習を捨ててはいけません。
数学、物理学などは基本中の基本。
ですが、英語やその他歴史学なども大学で学びますから、受験の際にも手を抜いてはいけません。理学部は、医学部や薬学部よりも入りやすいと言われています。
勉強時間は、偏差値に合わせてスケジュールを組みましょう。理学部だからといって、何も特別な勉強をする必要はありません。志望校の過去問を解き、苦手をなくして受験に挑むよう勉強して下さい。
おすすめの大学
理学部系大学で最も偏差値の高い大学といえば、早稲田や東京理科大学、慶應義塾大学など。それぞれ、早稲田は先進理工学部、東京理科大学は理学部、慶應義塾大学は理工学部があります。
偏差値はいずれも65程度です。化学、生命科学、地球科学など、同じ理工学部でも学べることは異なります。
中堅偏差値で、50程度の理学部系大学は、名城大学や関西学院大学、立命館大学など。偏差値はいずれも50以上で、比較的他分野の理学が学べ、将来の就職率も高い大学となっています。